幽玄な「登米薪能」を鑑賞

まちづくり

9月14日、「森舞台」で開催された「登米薪能」を鑑賞しました。午後5時に開園さましたが、夜が深まるにつれかがり火が闇に揺らめき、舞台では登米謡曲会の皆さんによる力のこもった「登米能」を演じられ、すばらしい感動の時間でした。約480人の方々が会場を埋め尽くし、全国の皆さんが楽しんでくださっていることを大変嬉しく思いました。

藩祖伊達政宗は能を重んじ、登米伊達家でも「登米能」が演じられていましたが、明治維新の廃藩によって武士階級が離散して継承の危機を迎えました。幸い当主が農地を家臣に分け与え帰農することができたため、能の文化が継承され、一般町民にも普及したとのことです。

260年の伝統を守っている登米謡曲会。アマチュアだけで演能できるのは「登米薪能」が宮城県で唯一であり、東北でも貴重な存在となっています。これからも森舞台とともに、登米市の「誇り」として活動を続けてください。

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